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綾辻行人 / 十角館の殺人<新装改訂版>

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新本格派ミステリー作家として有名な、綾辻行人先生のデビュー作。
初版は87年とかなり昔ですが、写真は07年に発売された新装改訂版の物となります。

◇ ◇ ◇

エラリィ/カー/ポウ/ルルウ/ヴァン/アガサ/オルツィ……。

互いを海外の有名なミステリー作家の名で呼び合う、七人の大学生がある島を訪れた。
孤島に佇む<十角館>と呼ばれる奇妙な建物……彼等はそこに、自分達が所属している
ミステリー研究会の旅行として一週間滞在する事にした。だが、突然起きたメンバーの
変死によって、彼等は何者かによる連続殺人へと巻き込まれ……。

◇ ◇ ◇

モチーフとしているアガサ・クリスティの代表作「そして誰もいなくなった」を、緻密な
ストーリーや<仕掛け>を加えて、より奥深くした作品だと思いました。
「そして誰もいなくなった」の方も読まれた方ならピンと来るかもしれませんが、本書の
結末は、ある意味で綾辻先生なりのそれに対する「If」ではないかと僕は思います。

両者を読まれた方ならば、何となくこの意味が分かっていただけるかとwww

本書で使われている<トリック>は、当時はまだあまり知られていない手法だったらしく、
全体的な完成度と相俟ってミステリー界に衝撃を与え、賛否両論を巻き起こしたそうです。

僕はもちろん肯定派ですwww
ただ残念なのが、綾辻先生のこうした手法を用いた作品は、既に他を少し読んでいたため、
真相が分かっても「あー、なるほど」という程度だった事です(苦笑)。犯行の一部にも
やや現実的に無理そうな点がありましたが……トータルで見た完成度の高さを考えれば、
それも霞むのでは?と思います。

ミステリー初心者の方には是非お勧めします。
あなたはこのトリックを見抜けるか?そして、読み終えてどんな顔をするのか?
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