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貴志祐介 / 黒い家 (97年/角川ホラー)

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第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
映画化もされ、現在も日本を代表するホラー小説の一つとして人気があります。

生命保険会社に勤める主人公・若槻慎二は、曲者揃いな顧客の対応に連日忙殺される中、
ある日入った一本の苦情電話から顧客の自宅へ呼び出され、そこで子供の首吊り死体の
第一発見者となってしまう。居合わせた父親の様子などから子供の死因に疑問を抱いた
若槻は、その後執拗に保険金の催促に訪れる両親の対応に追われつつ、水面下で独自の
調査を試みるが……。

読み終えて、非常に生々しい話に思えました。
作者が実際に保険会社に勤務していた事もあり専門知識の説明が多く、業界の裏事情的な
描写も非常に細かく描かれています……細かすぎて少し辛い箇所もありましたが(苦笑)

黒い家の荒んだ退廃的な雰囲気の描写にとても臨場感があり、後半で主人公が乗り込んだ
際の場面は目が離せませんでした。また、犯人やその家族の病的な人物像も生々しく、
犯罪者の精神構造とは、実際にもこういった物なのだろうかと考えさせられます。

難点を言えば、やはり専門知識の説明がやや過剰だった事や、残り3分の1ほどになって
ようやくホラーの色が出始める話のテンポ、他が非常にリアルな描写なのに対し、犯人の
行為が時折あまりに超人的で違和感を覚えた点でしょうか……。

素人の物書きがこんな批評をするのは大変失礼だと思いますが、あくまで一読者の立場で
感想を述べさせていただきました……しかし、長所短所のいずれも自分が創作する際の
参行になると考えております……ファンの方には申し訳ありません(汗)
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